ドライフルーツはよくワインやビールのおつまみとして用いられます。果たしてコーヒーとのペアリングはどうなのでしょうか?ご紹介していきます。
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コーヒーにはどんなペアリングが考えられるか?
まず、コーヒーにはどんなペアリングが考えられるでしょうか?
そもそも「ペアリング」という言葉は、お酒類のおつまみというニュアンスで使われることが多いですが、コーヒーとの相性も「良い」「悪い」があります。
コーヒーには、まず甘いケーキやクッキー類が思い浮かびますが、近年はヘルシー志向が強いことから、甘さは十分あるにも関わらず食物繊維が豊富でカロリーが低い「ドライフルーツ」も、十分その選択肢に入ってくるものと思われます。
コーヒーに合わせるドライフルーツの種類は?
コーヒーに合わせるドライフルーツですが、残念ながらどのドライフルーツでも良いというわけではありません。次にコーヒーの産地とドライフルーツの関係についてご紹介します。
コスタリカ産コーヒーにはマスカット
コーヒーにはフルーツのような酸味を感じるものも多いですが、コスタリカ産のようなきりっとした酸味を感じるようなものであれば、同じように酸味の中にほんのりと甘みを感じるマスカットのようなドライフルーツを合わせると最高のペアリングになります。
また、オレンジなどの柑橘類のフルーツとも好相性です。
コロンビア産にはレッドメロン
さらに酸味が高く、フルーティーな味が評判のコロンビア産のものとはレッドメロンなどが良いでしょう。こちらはペアリングさせることで、熟成した甘みがコーヒーのほのかな甘味とあいまって増幅するように感じます。
濃密なレーズン、キウイもおすすめ
また、同じく熟成度が高く濃密な果汁をもつウズベキスタンのレーズン、キスミッシュなどもおすすめです。また、こちらはコーヒーにナッツのような香りも感じられるので、ナッツ入りのチョコレートなどもおすすめです。
さらに程よい甘みを感じるコスタリカ産のコーヒーには酸味のあるキウイなどのドライフルーツがよく合います。
コーヒーとドライフルーツの味の駆け引きが大切
こうしてみると、甘みの強いコーヒーには酸味のあるドライフルーツなど、味の駆け引きが感じられるペアリングがいいと思われます。
感覚は人によって違う場合もありますので、いろいろな種類のドライフルーツを並べて、コーヒーとともに食べ比べてみるのも楽しいのではないでしょうか?
コーヒーに合う奇跡の果物デーツ
デーツという果物をご存知でしょうか?
日本語では「ナツメヤシ」と訳されていますが、甘酸っぱく芳醇な甘みがあり、食物繊維が豊富で栄養価が高い果物とされています。
クレオパトラが愛したフルーツともされ、日本でもオタフクソースが甘みに取り入れたりしてデーツを活用していますので、私達は意識せずとも、知らない間に取っていることもあるかも知れません。
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コーヒーにはチュニジア産デーツがおすすめ
産地はドバイ、サウジアラビア、イラン、チュニジアなどの中東やアメリカ産が日本ではよく流通していますが、コーヒーには干し柿や羊羹のような甘さをもち、小粒で種がないチュニジアのサイヤー種が良いとされています。
干し柿や羊羹のような「ねっとり」した食感ですので、さぞかしカロリーもあるのではと思いがちですが、実はカロリーは低く、コーヒーのお供のお菓子などの代替えとしても用いられるほどです。
カロリーが低いだけではなく、食物繊維も豊富なのですから、まさに美容食で特に女性におすすめです。
コーヒーにドライフルーツをマッチングするときの注意点は?
このように、コーヒーとのペアリングで魅力を増し、お互いの長所を引き出せるドライフルーツもある一方で注意点もあります。
コーヒーもドライフルーツも品質管理が命
コーヒー側の品質が低下していると、フルーティーさを感じることが出来ず、ドライフルーツと合わせたときの素晴らしさを感じることが出来ないことです。
また、こちらは同様にドライフルーツにも言えます。ドライフルーツも保存方法を間違えると封を切った瞬間から酸化して行きますので、必ず脱臭剤や酸化防止剤を入れて密閉した容器やジッパー袋に移し、冷凍庫に入れるのがおすすめです。
コーヒーとドライフルーツのまとめ
ここでは、コーヒーとペアリングするドライフルーツについてご紹介してきました。
ドライフルーツは一般的にワインやビールのおつまみとしては紹介されてきましたが、果たしてコーヒーと合うのかどうかは、あまり問題にされてきませんでした。
それが、酸味が高いコスタリカ産にはマスカットやオレンジ、酸味が高くフルーティーなコロンビア産にはレッドメロンのドライフルーツ、羊羹や干し柿のような味わいさえ感じる食物繊維が豊富で栄養価の高いデーツなどと、コーヒーとドライフルーツとの最高の駆け引きをみつけるとこれ以上のペアリングはないように感じるほどです。
また、これは人によって感じるところが違うものでもありますので、いろいろなドライフルーツを用意してコーヒーとともに食べ比べをしてみるというのも面白いかも知れません。
ドライフルーツとコーヒーのペアリングをいつも最高のものに保つには、両方の品質管理をしっかりとして、常に最高の味で提供できるように心配りをすることも大切です。
この記事の著者紹介
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アヒル兵士
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エスプレッソを愛してやまない。
ゲイシャ大好き。パナマ最高。