はじめての自家焙煎コーヒー

2019/11/01

生のコーヒー豆を買ってみた

生豆を、
1kg分買ったので、

早速、自家焙煎をやっていきましょう。

まず、生豆をバットに広げます。
じっくり生豆を観察したのは初めてですが、なんだか炊き込みご飯のような懐かしい香りがします。慣れ親しんだコーヒーらしさは全然ありません。

これでだいたい150gぐらい。あまり一度に焙煎すると焼きムラができると聞いたので、最初は少しずつです。

で、バットに広げた生豆の中から、焙煎に不向きな豆を取り除きます。

カビが生えた豆とか虫に食べられている豆とか、あるいは輸送中に割れちゃった豆とか。いわゆる欠点豆と呼ばれるものですね。

お店の方でも見てくれているんでしょうが、それでも混じっているものらしいので地道に選り分けていきます。
だんだんと全部が疑わしく見えてきますが、そこはぐっと我慢して。

こちらが、ハンドピックで除去した欠点豆たち。

どうなんでしょう。全然問題なさそうな気もしますが、やっぱり他と違う気もします。捨てるのも忍びないので、とりあえず全部まとめて台所の隅っこに保管しておきましょう。

あまり悩んでいても埒が明かないので、工程を先に進めます。

豆を洗い、

ビショビショのまま手網に入れます。

濡れたまま焙煎するほうが、蒸されていい感じになるのだとか、ならないのだとか。
今回は濡れたまま焙煎することにしました。

生豆からの珈琲焙煎は体力勝負!?

いよいよ焙煎!

コンロの火を付けて、振りつづける!

ずっと!

ずっと!
ずっとずっと!

振りつづける!

さて、

10分経過。ちょっと色づいてきました。コーヒーの良い香りが台所に広がります。もう炊き込みご飯の香りはしません。

豆の皮が剥がれおちて、キッチンは全体がクズだらけです。ちなみにこの後もっと汚れていきます。でも、汚れたらあとで掃除すればいいんです。

ここまで10分間、手網は振りっぱなしでしたが意外といけます。

というわけで、

ずっと!

もっと! ふりつづける!

20分経過。
この辺りでパチパチ音がするって聞いていたので、
それを期待して振りつづける!

けど……
何も変化がないまま30分経過。

あれ、パチパチ鳴らない。あれ?

ってタイミングで、パチって鳴った!

パチパチが一旦おさまったので、記念撮影。
あまり伝わらないですね。笑

ほんとは記念撮影禁止です。振りつづけましょう。

1回目のパチパチを、1ハゼと呼ぶそうです。
これが一旦おさまってしばらくすると、もう一度パチパチと音がします。2回目のパチパチを2ハゼと呼びます。そのまんまです。
2ハゼの最中に焙煎をやめるとシティーローストからフルシティぐらいの焙煎度になるそうで、今日はそこを狙っています。

さてもう一度、気合を入れ直して振りつづける!

2回目のパチパチが始まったタイミングで、火から降ろします。
(ここまで40分振りつづけました。つかれたー)

自家焙煎のメリット・デメリット

ざるに移して、ドライヤーで粗熱をとっていきます。

どうですか? 意外と綺麗じゃないですか?

ただ、ドライヤーで冷ましていると、

豆は簡単に吹き飛ぶので注意してください。笑
ざるの向こうに飛び散った豆は、拾って戻してあげましょうね。

粗熱が取れたら、

完成! フォトジェニックに散らしてみました。

全て拾い集めると、重さは101gでした。ハンドピック後の生豆が130gぐらいだったので、焙煎によって2割くらい軽くなったことになります。

早速飲みたいところですが、焙煎した豆をすぐに飲むのは良くないそうです。
ざんねん。
焙煎したての豆はガスを含んでいるので、あまり美味しくないのだとか。今度比べてみましょうか。

というわけで豆を落ち着けるために最低1日は待ちましょう。

待っている間に自家焙煎の感想を書いちゃいます。

まず思ったのは、意外と簡単にできるんだなっていうもの。
必要な道具が意外と少ない。私の場合は手網と軍手を買い足すだけで出来ました。
お鍋でやる方法もあるらしくて、それだと生豆さえ買えばすぐに出来ます。お鍋焙煎もいつかやってみたいですね。

生豆も、すごく安いです。
1kg買っても1,200円いきませんでした(送料別)。自家焙煎、お得です。
しかも生豆の状態なら、物によりますが2年くらいは保管できるそうです。
もし1回で飽きちゃっても、次のマイブームを待つ余裕があります。

ただ、焙煎している音は結構うるさく感じました。特に夜間はやめた方がいいかもしれません。
手元にあったスマホのアプリで測定したら、68dbでした。いつも使っている掃除機が74dbだったので、掃除機よりはマシくらいでしょうか。
ちなみに臭いに関しては私の場合、換気扇を回していればそれほど気になりませんでした。焙煎している時はいい香りだったのに、終わったらすぐに消えて寂しかったくらいです。

ハンドドリップでコーヒーを淹れて、テイスティング

はい、それでは1日後に移動。

ある程度ガスが抜けたはずなので、コーヒーを淹れていきましょう!

豆を挽いて、ドリッパーに粉を入れます。

ハンドドリップは、最初の蒸らしが肝心。
お湯をそーっと、静かに置くように垂らします。

おお、ふくらむ。ふくらむ。

いいですよ、いい感じですよ!
鮮度がいい分、綺麗に膨らんでいます。

あとはお湯を注いで抽出して、完成!
今回、湯温は83℃にしました。
この温度だと珈琲豆の個性が出やすくて、酸味と苦味のバランスが取りやすい気がします。

さて。
お味のほうですが。

結構美味しかったです、よかった!

まずかったら正直に告白するつもりだったんですが、わりと美味しい。
喫茶店を開けそうです。

今回焙煎に使ったのはブラジルの豆です。今まで飲んだブラジルコーヒーってわりと浅煎りで酸味が目立つ印象だったんですが、これは苦味とコクがある! 苦味がどしっと全体を抑えているので、酸味が悪目立ちしません。万人受けするのかは分かりませんが、私の好みではありました。いいですね、自家焙煎。

ただ、味の中に若い穀物感と焦げ臭さが混じっていました。なんというか、透明感が足りない、少し濁っている印象です。これは焙煎の焼きムラでしょうか。
うーん、やっぱり喫茶店はまだ早いかもしれない。

でも、でも、美味しかったです。
初体験にしては上手くいったんじゃないでしょうか。
飽きなければ、またやってみます。

それではまたお会いしましょう。宮崎ゆうがお送りしました。

この記事の著者紹介

宮崎ゆう
宮崎ゆう
平成生まれのフリーライター、宮崎ゆうです。大学院修了後、民間企業勤務を経て独立。コーヒーと日々向き合い、コーヒーの記事を書いています。直近の目標はコーヒーを極めるためにエチオピアに行くこと。
カテゴリ:コーヒーコラム
| 投稿日:2019年11月01日 |
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