おいしさを留めるためのコーヒー豆の保存方法とは

2019/08/19

コーヒーは、新鮮さがおいしさの秘訣です。

焙煎してから日が経つほどコーヒー豆の劣化が進むため、おいしさは徐々に失われていきます。

とはいえ、コーヒー豆を使い切るまでは、ある程度の期間手元で保存することになります。

そこで、コーヒーのおいしさを長く楽しめるための、保存方法の工夫についてご紹介します。

コーヒー豆は粉より豆で保存

コーヒーの粉はすぐにドリップできて便利です。しかし長期間保存にはあまり向いていません。粉は、豆より表面積が大きく酸化しやすいため、おいしさが早く失われていくのです。

そこで、コーヒーはできるだけ豆の状態で保存し、飲む直前に粉にするのがお勧めです。

コーヒーの粉がすでに手元にある場合は、おいしさが失われないうちに早めに飲み切りましょう。もし粉を保存する必要があれば、これからご紹介する保存方法を参考にしてください。

コーヒー豆の保存は密閉できる袋か容器を

コーヒーのおいしさを保つには、密閉できる袋か容器を使って、水気のない冷暗所で保存するのがお勧めです。

コーヒーの保存において、気をつけたいポイントは次の通りです。

・空気に触れる部分を少なくする

・水気を防ぐ

・紫外線にさらさない

・においの強いものと一緒に保管しない

・高温にしない

コーヒーを保存する袋や容器についても、以上の条件を満たすものを選ぶのがよいでしょう。

コーヒー売り場などでよく使われているクラフト袋は密閉性が低く、実はコーヒーの保存にはあまり向いていません。コーヒーをおいしさとともに閉じ込めるには、ジップロックやアルミチェック袋、キャニスターや密閉ガラス容器など、密閉できる袋や容器に詰め替えることをお勧めします。

袋や容器に入れる際には、できるだけ空気を抜いたり、容器に隙間なく詰めたり、ラップに包んでから袋や容器に入れるなど、コーヒーの詰め方を工夫しましょう。コーヒー自体が空気に触れる部分をできるだけ少なくするのが、おいしさ維持のポイントです。

ところで、焙煎したばかりのコーヒー豆や粉からは炭酸ガスが多く出ます。そのため焙煎後2,3日の間は、コーヒーが入っている保存袋が膨れることがあります。

その場合は、炭酸ガスをときどき抜くようにしてください。

ガス抜きバルブ付きのアルミチャック袋なら、袋の口を開けずに袋全体をそっと押さえて、炭酸ガスを抜くことができるので便利です。

またコーヒーを密閉容器に入れるタイミングも、炭酸ガスの発生がある程度収まる、焙煎後2,3日目あたりがよいでしょう。

ちなみに、炭酸ガスが多く発生している間は、ドリップするとコーヒーの粉が大きく膨れ上がります。これは新鮮なコーヒーの印でもありますが、ドリップで粉が膨れ上がりすぎるとお湯が十分に浸透せず、うまく抽出できないこともあります。そんなときは、炭酸ガスが多く発生する2日間ほど待ってからドリップしてみてください。より豊かなコーヒーの風味を発見できるでしょう。

コーヒー豆の保存は常温保存と冷凍保存を使い分ける

焙煎したばかりのコーヒーを常温の環境で保存する場合、おいしく飲めるのは「粉なら1-2週間」、「豆でもひと月程度まで」と考えておくのがよいでしょう。

それ以上長く保存したい場合は、「冷凍保存」をお勧めします。

冷凍保存の場合、豆でも粉でもジップロックやアルミチャック袋に入れて、空気をできるだけ抜いた状態にして冷凍庫で保存します。

おいしさのためのひと手間、1回に飲む量ずつラップで小分けしたものを袋に入れて冷凍保存するのもよいでしょう。冷凍庫から取り出す際の温度差を最小限に抑えられるので、おいしさを長く維持できるのです。

ところで、冷凍保存であっても、日が経つにつれておいしさは徐々に失われていきます。冷凍すれば、コーヒーが腐ったりカビたりする心配はほとんどありません。しかし保存期間が長くなりすぎると、乾燥しすぎたり他の食品のにおいが移ったりして風味は極端に劣化してしまいます。

コーヒーをおいしく味わうなら、「冷凍保存でも1,2ヶ月以内」に飲み切るのをお勧めします。コーヒーは生鮮食品と同じ、と捉えていただくのがよいでしょう。

冷凍庫から取り出したコーヒー豆は、すぐにミル(グラインダー)で挽くことができます。冷凍していたコーヒーの粉も、冷凍庫から出してすぐドリップできます。

粉を常温に戻すことを勧める店もありますが、冷凍庫から取り出した粉の常温下での劣化は速いため、すぐにドリップすることをお勧めします。もし湯温の低下を気にされる場合は、少し高めの温度のお湯でドリップするとよいでしょう。

なお、冷凍庫から取り出したコーヒー豆や粉の残りは、素早く冷凍庫へと戻しましょう。

なおコーヒーのおいしさを保つ目的なら、コーヒーの豆や粉の冷蔵保存はあまりお勧めできません。長く保存したい場合は、「冷凍保存」の方がおいしさを保てると考えています。

コーヒー豆は保存を工夫しおいしく飲み切る

コーヒーは、生鮮食品と同じように、少量ずつ購入して早めに飲みきるのがお勧めです。

多めにコーヒーが手に入ったときなど、コーヒーのおいしさを長く味わいたい場合は

・粉より豆のままで

・密閉できる袋か容器に入れて

・常温保存の間は冷暗所で

・長く保存するなら冷凍庫で

保存しましょう。

コーヒーの保存におけるちょっとした工夫で、香り高く風味豊かなコーヒーを長く味わえますように。

カテゴリ:コーヒーコラム
| 投稿日:2019年08月19日 |
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